YUKINTAの小説展示場

 前々から小説を書いていたんですが、自信が無いのであまり人には見せないようにしていました・・^^; ですが、勇気を出して頑張っていこうと思います!
2009/10«2009/11 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 »2009/12
     
どうも、YUKINTAです。
ついこの間は数検の勉強で大忙しだったのに、
今は学年末考査の勉強で大忙し。
誰か……誰か……
 
 俺に、平穏を下さい!!

まぁ、回避は不可能なんだけどね。
評定偏差値に響くから、頑張らないといけないんだけどね。
……あれ、評定平均値だっけ?


……では、本編に入りましょう。
数検・学年末と続いて来て、執筆の方も絶賛STOP中。
3月4〜7日の学年末考査が終わるまでは無理だね、うん。
……でも、早く書きたい。
では、始まり!

 【TRUTH】
≪3章 教師初の休日≫

 【4月9日(土)】

……知樹から有り難い言葉を貰った翌日の事。
ジリリリリ……
「……うぅん……」
ジリリリリ……
「……」
ジリリリリ……
「うるさい!!」
サッ。
ジリリリリ……
「……!!」
ジリリリリ……
「今度こそ!!」
ジリリリリッ。
「ふぅ……やっと止まった。
 …にしても、何故時計が避けたんだ? まぁ、目覚めバッチリだけどさぁ……」
この目覚まし時計、実は昨日の帰り道に商店街で貰った物である。
……まぁ、時計屋の店長に『安い時計は無いですか?』と聞いたらこれを渡された訳だが。
ちなみに、貰ったので代金は無し。
その理由は、現在も不明。


朝はいつもの様に、洗顔・歯磨き・朝食。
勿論、朝食は……言わなくても分かるだろう。
なので、近い内に料理本を手に入れるつもりだ。
……何せ、このままでは栄養のバランスで体調を壊しそうだからな。
朝食を食べ終えると、テレビを点けてニュースをチェック。
……むむ。
小学校4年生の男の子が誘拐されたらしい。
場所は……うわっ、この近くじゃないかよ。
これは、気をつけなくては……


「……暇だ」
ニュースが終わり、テレビを消してこの一言。
何もする事が見つからないのは、少し悲しい……
「あ、そうだ。1年間の予定表を見てみよう。
 この学校では、どんなイベントがあるのかな……」
という事で、1年間の予定表をチェック。
……あらら、来週の木曜に休み明けテストか。
まぁ、これには嫌な思い出があるから無視っと……
……ほう、4月の末に避難訓練か。
……あ、そういえば……

 −−俊一、中学2年 最初の避難訓練にて……
   『それでは、速やかに避難しなさい。……後、喋ったりしない様に』
   『避難訓練と言ってもねぇ……。何か、面白い事でもないものか……』
   そして、俺も学校から避難する……はずが。
   『痛ててて……』
   避難中に怪我人発見。
   避難訓練で怪我する人がいるだろうか……?
   『大丈夫かー?』
   適当に声を掛けてみる。
   『何か、両足が動かなくてね……』
   ……それって、重症じゃね?
   『それじゃあ背中に乗れ。保健室まで行こう』
   『でも、多分外に……』
   『いや、今ならまだ保健室にいるはず。さぁ、行こう!』
   『う、うん……』−−

保健の先生が保健室から出る所を止めて、ギリギリセーフ。
俺は、怪我人を渡して学校の外へ。
……ちなみに、その怪我人は病院で2〜3ヶ月程入院していたそうだ。
……次は、5月か。
5月と言えば、やっぱり体育祭だな。
小学校で言う運動会みたいな奴。
その中でも一番心に残っているのは、やっぱり100m走だな。

 −−俊一、体育祭100m走にて……
   『おぉ、良い調子じゃん。これなら勝てる……! ……お、出番だな』
   後ろから走ってくる人が俺にバトンタッチ!
   『今の所、俺の所はトップ。このまま突っ切るぞ!!』
   そして、そのまま誰にも抜かされずに次の人へバトンタッチ。
   我ながら良い出来だ。
   ……しかし、今になって意外な事実が発覚。
   俺の時だけ、応援が全く無かったのだ。
   1人もいなく、零である。−−

そしてその放課後、俺は家に帰りながら泣いていた……と思う。
一体、どうやって立ち直ったのだろうか……?
……7月の中旬から夏休み。
この夏休みは、俺にとって最悪の連続が続くのであった……

 −−俊一、中学2年生の夏休みにて……
   初日。
   この日に宿題の半分を終わらせ、ベッドで熟睡。
   翌日。
   宿題を全て終わらせ、ベッドで熟睡。
   翌日。
   遊びすぎて熱が発生。
   4日程、ベッドで安静。
   4日後。
   夏休みだけという事で塾へ。
   夏休み中旬。
   友達と夏祭りの約束。
   夏祭り当日。
   友達が財布を忘れ、俺が奢る事に。
   夏休み下旬。
   塾の最終テストで悪い点を取る。
   勿論、親に怒られた。−−

唯一の楽しみは、夢の中だった。
夏休み前半はほとんど寝ていたので、夢を沢山見ていたからな。
……3割程、勉強の夢だったが。
……次は9月。
この月には、学園祭があったな……
しかし、特別な事があまり無かったのでパス。
……ちなみに、いつも1人で回っていたが。
……12月。
この月には、クリスマスと大晦日がある。
しかし、両方ともいつもと何も変わらない日だったり。
何故なら……両方とも、1人で居る事が多かったから。
大晦日は、自分の部屋でカウントダウンしてたね……
……少し寂しかったり。
……そして2月。
この月には、ロードレースとバレンタインデーがある。
しかし、俺の楽しみはロードレースだけであった。
何故ならば、ロードレースでは毎回友達と競い合っているからである。
そして、何故バレンタインデーが楽しみじゃないかと言うと……

 −−俊一、バレンタインデーの歴史……
   小学校低学年
   『お母さん、チョコ頂戴ー』
   『駄目。こういうのは、クラスの子から貰うの』
   小学校高学年
   『……』
   中学1年
   『わははは……』
   何時もと何も変わらなかった。
   中学2年
   『俊一、外で遊ぼうぜ』
   『……そうだな』
   学校の友達と遊んでいて、特に変わった事は無し。−−

……つまり、合計は0。
家族から貰った分も含めてだ。
なので、今はあまりこの日を気にしたりしていない。
……結果が分かっているから。
……そして3月。
この月は……終業式くらいだな。
そのクラスでいられるのも、その日まで。
……なのに、いつも通り遊んでいた。


という事で、中学2年の1年間を振り返ってみたが……
楽しかったのが、ロードレースだけじゃないか!!
良い思い出があまり無くて、結構悲しい……
……ちなみに、6月・10月・11月など言っていない月は、何も無い日だったので伝える必要が無かった。
……ただ、友達と遊んでいただけだから。


そして、窓の外を見てみる。
「もう夕方かぁ……。時間が経つのは、早いものだな……」
1年を振り返っている間に、何時間も経っていた様だ。
「まだ早いかもしれないけれど、夕飯を作りますか……」
そう言い、俺は台所へ。
「……あ。まだ、クラスの30人覚えてない……」

               −−−To be continued−−−
     
どうも、YUKINTAです。
学校の方もようやく再開。
授業授業の日々が始まりますよー。
……同時に、模試も近付いて来ますよー。


……では、本編に入りましょう。
未だに書いてます、32章。
まぁ、忙しかったですからね。
勉強とか勉強とか勉強とか。
頑張って完成させなくては……
では、始まり!

 【TRUTH】
≪2章 持ちつ持たれつ≫

 【4月8日(金)】

「……という訳で、来週の月曜から授業が始まるからな。
 それと……予習はやりたい奴だけがやって来い。けれど、宿題は全員必ずだからな。分かったかー?」
「はーい」
よしよし、良い返事だ。
……て、ここは小学校かいっ!!
……あ。
知樹の奴、また笑ってる。
もしや、また人の頭の中を?
……後で、とことん説教してやろう。


……職員室にて。
「それじゃあ、お先に失礼します」
「如月君、夜道には気をつけるんだよー」
「はい」
……て、俺は小学生かいっ!!
というよりも、今日は2回程突っ込んだ気がする。
……校長、恐るべし。


そして、帰り道の事……
俊一ーー!!
……む。
この声は、知樹だな?
この場合、『よう』と普通に返事をするのは勿体無いから……
「動くな! こいつがどうなってもいいのか?!」
そして俺は自分の鞄に玩具の銃を押し付ける。
「や……やめるんだ、俊一! 人殺しはよくない!!」
お、何故かひっかかってるし。
それにしても、玩具の銃は一体何処から……
まぁいいや、行ける所まで行こう。
知樹が一歩踏み出すと……
「動くなと言っているだろ! こいつがどうなってもいいのか!?」
そして、再び鞄に銃を。
「俊一! お金が無いからって、金を取ろうとする気持ちは分かる!
 けどな……。人殺しは良くないんだ!! だから……銃を下ろせ!!」
確かにお金はあまり無いけどさぁ……
……て、何故それを知っている!?
知樹は、超能力者か?
そして、今思ったのだが……
知樹よ、この鞄が人に見えるのか?
暗闇だからって、人と鞄の区別くらいはつくだろう……
「俊一、銃を下ろせ!!」
まだ言ってるし……
もしや、本気にしてる……?
……と言う事は。
パァン!!
玩具の銃からBB弾を発射。
ちなみに、音はそんなに大きくないよ。
……そうだ、鞄傷付いてないかな。
ちょっと心配だったり。
……よし、傷無し。
鞄は無事で良かったが、知樹の方は……
「俊一……。教師が人を殺して良いと思っているのか?!
 お前は……殺人を犯したんだぞ!! ……寺田さん……」
何か俺、罪人になってるし。
それに……寺田さんって、誰?
とにかく、このままじゃ本当に罪人になりかねないから誤解を解くとしますか。
「知樹、これが何に見える?」
「……鞄だが」
「俺はこの鞄を撃った。だから、人は殺していない」
そして、真実を知った知樹の反応は……
「よかった……。俺はてっきり、俊一が寺田さんを撃ったのかと……」
……本気だったのか、知樹。
俺はてっきり、芝居をしているのかと思ってたぞ。
てか、寺田さんって誰だ、一体。


……そして、さっきから知樹と二人で夜道を歩いているのだが……静か過ぎる。
この雰囲気は、俺には耐えられそうに無い……
なので、俺から話し掛ける事に。
「そうだ……知樹は何故俺を?」
「……そうだった。ちょっと話す事があってな。……あの店で少し食べよう」
「話があるのは分かるが……何故食べなければならない?」
「まぁ、細かい事は気にするな。さぁ、さぁ」
そして知樹に背中を押され、店の中へ。
……俺の奢りじゃないよな?


「……美味い」
「な? 外食の時は、何時も此処なんだよ」
俺は味噌ラーメンを、知樹はチャーハンを食べている。
……ここはもしや、バー○○ン?
「んー。学校帰りの時、たまに来てみるか」
「その時はご一緒するぞ」
「おう」
そして2人で食事をして……って、これが目的じゃない!!
「なぁ、知樹。話はどうしたんだ?」
「……おぉ、そうだ。忘れる所だった」
忘れるって……
「俊一は教師1年目だろ? だから、教師3年目の杉山知樹が教師について教えてやろうって訳だ」
1年目と3年目って、あまり変わらないんじゃ……
「何か言ったか、俊一?」
「!! いや、何でもない。で、何を教えてくれるんだ?」
「んー。じゃあ、まずは……」


「……という事だ」
「な……長いな……」
それもそのはず。
さっき時計を見たが、1時間くらい経っている。
「それだけ、教師は大変ってもんだ。けどなぁ……辛い分だけ、良い事もある」
「……その例えは?」
「……そ、それは何時か分かるさ。何時かな……」
うぅむ……
さては、言わない気だな。
それとも、知らなかったり?
「そうだ、知樹。担任と副担任って、どうして2人いるんだ? 疑問に思うんだが……」
「うぅむ……。それについては、答えにくいな……」
「……答えられないと?」
「……まぁ、簡単に言えばそうだな。けど、俺が思うに……『持ちつ持たれつ』だな」
「……は?」
「つまり、お互い助け合っていくって事。これはまぁ……生徒と同じなんだけどな。
 一人だけじゃ、途中で挫折しそうになる事もある。その時は、誰かが支えてやらなきゃならない。
 ……まぁ、一人で立ち直れる様になれば一人前なんだけどな。俺はそう思っている」
「ふむ。何か、色々と教えてもらっちゃいましたね」
「そうだろ。これからも、何かあったら俺に言うんだぞ」
「は……って、それとこれは別!!」
「ちぇっ」
「……」
こいつ、一体……
「冗談冗談。……あ、もうこんな時間か。それじゃ……」
「……って、ちょっと待て! まさか、俺に奢らせる気か?」
「そうだが、何か?」
そうストレートに来られると、返事の仕様が……
「……ではなく! それは駄目だ」
「何だよー。色々と教えてやったからいいじゃないか」
「……はぁ……」
「それとも、俺に奢らせる気か?!」
「……割り勘があるじゃないか」
「……! その手があったか!!」
確定。
この人の印象、一気にダウン。
そして、『尊敬』も止めよう。
「という事で、割り勘にしましょう」
「……そうだな」
……と言う訳で、割り勘で支払い店を出ることに。


「今日は色々と有難うな」
「いや、別にいいさ。困った時は、お互い様よ」
……で、現在知樹の自宅前。
「……そういえば、何故タメ語なんだ? 俺の方が年上なのに……」
「気にしたら負けだぞ、知樹」
「ぅ……そ、そうか」
「それじゃ、俺は帰るわ」
「おう、また月曜なー!」
そして、俺は家に帰ることにした。
……あ、そうだ。
クラスの30人、全員覚えなくては。

                    −−−To be continued−−−
     
どうも、YUKINTAです。
今日は……今日は何と……!
 
 クリスマス・イヴイヴです!!(ぇ

何故『イヴイヴ』かはお分かりでしょう。
クリスマスの前日の前日だからです!!(簡単な理屈だね
さぁ皆、残りのクリスマス・イヴイヴを楽しく過ごしましょう!!!


……では、本編に入りましょう。
今32章を書いてるんですけど、中々書けません……
全然閃きが来ないんですよー。
今年中には何とかしないと……
では、始まり!

 【TRUTH】
≪1章 始まり≫

 【4月8日(金)】

「……」
静かな部屋では、小鳥の鳴き声だけが聞こえている。
って、何で時計が鳴らないんだーー!! 
……あ。まだ買ってないんだった……」
そしていつも通り、台所でパン1枚を焼く。
「そういや、今日から学校か。早く準備をしなくては……」
……よし、着替え完了。
それでは、パンを食べて出発だ。


「この道、生徒がよく通る場所なのか……」
俺が今いるのは、この町にある唯一の商店街。
なので、この町の住人は皆知り合いなのである。
俺もいずれ、皆と知り合いになるのかねぇ……
「……にしても、変わってるよなぁ。学校の近くにこんな所があるなんて」
これなら、買出しの時とかは楽だろうなぁ。


「……それで、来てはみたんだが……。何処に行けばいいんだ?」
学校に来る事だけを考えていたから、その先の事は頭に入っていなかったのだ!!
「……とりあえず、職員室を探すか」
そう言い、俺は校内へ。
勿論、王道の『やべ、初日から遅刻かよっ?!』は無さそうなので少し安心している。


それで、校内には入ったよ。
だって、入らなきゃ何も始まらないじゃん?
けどさぁ……

……迷うって、どうよ?

一応、校内は全て探してみたさ。
けど、全く見つかる気配無し。
これでは、俺も王道の仲間入りとなってしまう……
そんな事は、天地が裂けても絶対お断りだ!!
……言葉、間違ってたかな。
……とまぁ、この様子では絶対遅刻しそうなので、そこら辺の人に聞いてみる事にした。
「あの……」
「……」
男は窓の外を見ている様だが……もしかして、無視された?
……ならば、アレで行くしかないだろう。
「たのもーー!!」
「……! 何奴?!」
俺の言霊で見事振り向かせる事に成功した!
……って、喜んでいる場合じゃない。
「職員室って、何処にあるか分かります?」
すると、男は眉間に皺を寄せて聞いてきた。
「もしかして、あんたが今日から来る新しい先生か?」
「はい、そうですが……」
俺がそう答えると、男は喜んでいるような顔をして、
「よかったーー。校長からは『今日から男の先生が1人来る事になったから、
探して来い』としか言われてなかったんだよ。それで困っていた訳だ」
「はぁ……」
「俺は杉山知樹。一応、此処の教師や。宜しくな」
「……如月俊一です、宜しく」
自己紹介をされたので、此方も一応しておいた。
……ついでに言えば、何故か握手までしてるし。
それにしても、この人テンション高いなぁ……
……いや、俺が低いだけか?
「そんじゃ、俊一。職員室に行きますか。皆が待ってますよー」
「……皆?」
「ま、行ってみれば分かるよ」
そう言い杉山先生が歩いていったので、俺も後をついて行く事にした。
「ちなみに、杉山先生じゃなくて知樹でいいから」
聞こえてたんですか?!


それで、来てはみたものの……
「……知樹?」
「何だ?」
「壁しかないんだが……」
「……そうか、俊一は初めてだからな。そりゃ、疑問に思うよな……」
そう言って知樹が一人で納得し、壁に貼ってあるテープを青・黄・赤の順に叩いていった。
すると……
「……え?!」
「どうだ、びっくりしただろー」
それもそのはず。
テープの貼ってある壁の一部が動き、通路が出来たからである。
「……知樹。ここは、カラクリ屋敷か?」
「んー。まぁ、そうと言えばそうだな。カラクリはこれだけじゃないし」
知樹は何故か、普通に答えている。
こんなカラクリを作るよりも、校内を良くした方が良いと思うのだが……
「まぁ、それも一理あるな」
「ここの校長は一体……」
そう言いながら、俺は知樹と共に職員室へ入っていく。
……てか、知樹の奴。
人の頭の中を読んでなかったか……?!


……そして、職員室の中。
見た目はまぁ、良いのだが……
「如月君。ようこそ、奏弯学院へ! 私がこの奏弯学院の校長だ」
「ど、どうも……。如月俊一です」
そして、何故か握手。
ここでは、これが常識なのだろうか……?
……それよりも、1つ思ったのだが。
学院なのに、何故校長?
この場合、学院長だと思うのだが……
まぁ、いいか。
「皆、聞いてくれ。この人が、
 今日からこの奏弯学院で共に働くことになった如月俊一君だ」
そして俺は、何故か校長に背中を手で叩かれている。
これは何かの合図か?
それとも、嫌がらせ?
「今日からお世話になります、如月俊一です。
 教師1年目であまりよく分からないのですが、宜しくお願いします」
俺が紹介を終えると、職員の皆は拍手してくれた。
……少し嬉しいかも。
「それじゃあ如月君は、杉山君の隣の机へ」
「はい」
校長から指示され、俺は知樹の隣の席へ。
「それでは、皆が揃ったので担当の学年とクラスを決めるとしましょうか」
「おぉ、早速か。俊一、お前は何処の学年がいいんだ?」
「んー。俺は別に、何処でもいいかな」
「何処でもって……。まぁくじ引きで決めるから、俺達に選択肢は無いんだけどな」
「へぇ……。って、くじ引きで決めるんですか?!」
「そんなに驚く事じゃないだろ。それに、多分何処でも同じだと思うぞ」
「そうなのか……。俺はてっきり、各自で自由に選んで良いのかと思ってた……」
「それもいいけど、それだと時間が掛かるだろ? だからくじ引きに決まったんだ」
「なるほど。……ちなみに、その制度は何時から?」
「えぇと……。俺が来て1年後だったから、3年前かな」
「3年前かぁ……。じゃあ、成人式の時だな」
「成人式の時って事は……。23歳か?」
「そうだけど。知樹は?」
「俺は28。だから、3年前は25って事」
「そうか」
「……俺の方が年上だな」
「……」
話の途中で何故かそんな事を言われてしまう。
何か嬉しいような、悲しいような……
「如月君に杉山君。君達は、2年1組でいいね?」
2人で話をしていると、校長から意外な一言が。
「……校長? 1つ、質問があるのですが……」
「何だね、杉山君?」
「確か、3年前からくじ引きで担当の学年とクラスを決めているはずなのですが……。
 何故、指名されているのですか?」
「杉山君、人の話を聞いていなかったね? 
 今年からまた、挙手で学年とクラスを決める事にしたのだよ」
「「……え」」
2人とも、異議はあるかい?
「ありません」「ありませんよ、校長」
「では、学年とクラスはこれで決定だ。
 ……それじゃあ、生徒達が各教室で待機しているはずだから移動する事にしようか。
 それと、今は8時15分だから……30分になったら体育館に移動する様、言っておいて       くれ。8時50分から始業式を開始するからな。では、一時解散!!」
校長の言葉で、職員の皆は各教室へ。
「そんじゃ、俊一。俺達も行くとするか」
「そうですね。どんな生徒達か、楽しみですし」
「ははっ……。それ、同感」
そして俺達も職員室から出て行き、2年1組の教室へと向かった。


「着いたぞ。ここが、俺達の受け持つクラスだ」
「……何か、緊張しますね。
 そういえば、担任が2人って事は……どちらが副担任なんですか?」
不意に思ったので、一応聞いてみることにした。
「んー、そこまでは考えてなかったなぁー。……そうだ。俊一がやってみるか?」
「え、俺がですか?!」
知樹の急な発言に、当然驚く俺。
しかし、『やってみるか?』って……
「そう。1年目なら、やっぱこれ位の事は体験しとかないとな」
「……分かりました。じゃあ、行きますよ」
そう言い、教室の扉を開けて中に入る。
中に居る生徒達は……男子は男子で、女子は女子でグループを作って話している。
そしてその中に数人、席に座って静かにしている人も居た。
「何か、懐かしいですねー。俺も、学生の時はこんな感じでしたよ」
「そうか? 俺の時は、全員席に着いてたけどなぁ」
俺達2人が教卓の前に立ち、生徒を一面に見渡す。
「人それぞれなんですかね。……で、どうしましょう?」
「そうだなぁ……。ここは軽く行く? それとも、少し強めに?」
「……軽く行きましょう。軽く」
「分かった、軽くな」
そう言い、知樹は生徒達に『席に着いてくださいー』と言った。
もしさっき、『少し強めに』と言っていたらどうなっていたのだろうか……?
……考えるのはよそう。
「さぁ、俊一。今度は、お前の番だ」
「……は、はい」
そう言って、生徒達を見渡す。
……このクラス、男子も女子も人数が同じなんだな。
男子と女子の人数が同じなのは、多分このクラスだけだろう。
「えっと……。俺の名前は、如月俊一。この2年1組の担任をする事になった。
 教師1年目で分からない事も多いが、宜しく」
紹介が終わると、拍手が起こった。
……職員室の時より、何か嬉しいかも。
「それで、俺は副担任の杉山知樹。
 俺は俊一よりもベテランだから、何かあったら俺に言えよー」
すると生徒の中で、拍手が起こったり笑ったりしている人が出てきた。
知樹ーー?
「すまんすまん。けどな、さっきみたく硬くなる必要は無いぞ。軽く、軽くや」
「そっか……。サンキュ」
「礼は要らんよ。それじゃ、教師初の出欠を頼むわ」
「教師初って……。まぁ、いっか。
 ……それじゃ、これから出欠を取るから呼ばれた人は返事をしてくれ」
そして俺は閻魔帳を開き、生徒の名前を一人一人言っていく。

「紅槻蒼椰」
「はい」
「石田聡一」
「はいー」
「岡田圭一」
「うぃっす」
「桐島秀一」
「はーい」
「窪田浩介」
「よろしく!」
「佐藤大祐」
「おう」
「冨田信之」
「はい」
「中村瑠尉」
「はいー」
「野口弘樹」
「おう」
「前田哲哉」
「うぃっす」
「的場茂樹」
「はい」
「山田三郎」
「サード!」
「吉田次郎」
「セカンド!」
「蘭堂玲二」
「はい」
「渡辺一郎」
「ファースト!」
「天野恵美」
「はい」
「宇津美麻由」
「はーい」
「遠藤由里子」
「はい」
「小野田愛子」
「はい」
「神山亜由美」
「はい」
「斉藤真由美」
「はーい」
「佐野恵里佳」
「はい」
「千葉奈津子」
「はい」
「富樫香織」
「はい」
「西野小百合」
「はい」
「福田根子」
「はい」
「真鍋美緒」
「はーい」
「宮崎加奈恵」
「はーい」
「雪野司」
「はーい」
「渡部美由紀」
「はーい」

1人1人出欠を取っていったが……男子の方は、色々な返事の仕方があったな。
女子の方は、『はい』と『はーい』の2パターン。
……にしても、『ファースト!』『セカンド!』『サード!』は無いだろう。
そして、隣では知樹が笑っている。
「知樹ーー?」
「すまんすまん。俺もその3人の返事が可笑しくてな……」
やはり、知樹は人の頭の中を読んでいるな。
これは気をつけなくては。
「さて、後5分で移動なんですけど……。もう先に行っちゃいますかね?」
「……そうだな。じゃあ皆、体育館に移動してくれ」 
知樹の声で、生徒達は体育館へ。
「じゃあ、俊一。俺達も行くか」
「そうですね」


そしてその日から、俺の教師としての1年目が始まった。
……無事、1年間を終えられるか少し心配だが。

             −−−To be continued−−−
     
どうも、YUKINTAです。
遂に期末試験も1週間前に迫りました……

正直言って、ヤバイです。

とりあえず、危険地域から地道に潰して行こう……
赤を取らないために!!

……では、本編に入りましょう。
遂に始まりました、『TRUTH』。
前作の『city legend blue』とは違って、またコメディに戻ります。
あれはちょっと辛かったですから、ええ、色々と……
では、始まり!

【TRUTH】
≪序章 平凡な一日≫

 【4月7日(木)】

ジリリリリ……
「……うぅん……」
ジリリリリ……
「……」
ジリリリリ……
「うるさぁい!!」
ジリリリッ。

何故朝はいつもこの目覚まし時計の音を聞かなきゃならないんだ……
たまにはゆっくり寝させてくれてもいいじゃないか!!
……といっても、それじゃあ目覚まし時計の意味が無くなるが。
ちなみに、時計の音が止まったのは俺が怒鳴ったからではない。
起き上がって直ぐ、時計を壁に投げつけたからだ。
……また新しい時計を買わなくては。


寝巻きのまま俺は台所へ行き、パン1枚をトースターで焼く。
……そういえば、この生活に慣れてきた気がする。
俺はこのまま、パンと牛乳で生活していくのだろうか……?
それだと、長く保たない気がするな。
といっても、ちゃんと他にも食べているから大丈夫さ!!
……味噌汁とか目玉焼きくらいだが。


そういえば、自己紹介がまだだったな。
俺の名前は如月俊一。
明日から奏弯学院の教師になる23歳だ。
父と母は田舎で暮らし、今は一人暮らし。
他に弟の照がいるのだが、俺が10歳の時に交通事故で亡くなった。
俺が教師になろうと思ったのは、照とのあの会話があったからだと思う。

                 ***

 『……ということで、こうなるんだよ』
 『うわぁー。俊一、凄いね』
 『そうかなぁ……』
 『うん。説明とか分かり易くて、テストで良い点が取れそうだよ』
 『大袈裟だなぁ。算数が良いだけで、他のは全部駄目なんだから』
 『それなら、算数の先生になっちゃえば?』
 『算数の先生?』
 『うん。俊一が黒板に色々と書いて、皆に教えるんだよ』
 『皆に教えるのか……。面白そうだな。よーし、僕は将来算数の先生になるぞー!!』
 『俊一、頑張れー』
 『おう!』

                 ***

あの時は算数の先生って言ったけど、
中学生になって数学という科目になるんだなと知ってからは、数学の先生を目指すようになった。
照は、許してくれるだろうか……?
……さて。
朝食も食べ終わったし、何もする事が無いから……寝るか。


……7時25分。
何か眠いから、やる事やって寝ますか……
そういえば、食事のメニューも全然無いから今度料理本でも買ってみますかね。
……まぁ、やる気になったらだが。
それじゃあ、夕食作りを始めるので今日の公開はこれにて終了。
何故ならば、これから起こるであろう悲惨な状況を伝えたくないからだ。
……では、この辺で失礼しよう。

          −−−To be continued−−− 

プロフィール

Author:YUKINTA
常日頃本を読んでいる奴。
ある日、『小説を書こう!』と決意する。
男で、年は10〜20のどれか。
座右の銘は、『秘密主義』。

注意:コメントを書いてくれるのは大変有り難いのですが、関係の無い事についてはあまり書かないようお願いします。自分が危険だと判断した場合、そのコメントは消してしまいますので。

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