どうも、YUKINTAです。
2学期も終わりに迫り、1〜2ヵ月後には冬休み。
そして3月に中学校を卒業し、高校へランクアップです。
いつも思うのですが、『別れ』とは悲しいものですね。
かつての同士が、離れていくんですから。
……といっても、家が離れる訳じゃ無いんですけどね。
これからは、こういう事が多くなるのでしょうか……
……では、本編に入りましょう。
今回は、中編って事で『急襲b』です。
次回は恐らく、『急襲c』になる予定。
まぁ、次回をお楽しみにって事で。
では、始まり!
【city legend blue】
≪22章 急襲b≫
数十メートルは走った後、立ち止まってお互いの無事を確認する。
しっ、と彼女はとっさに口をつぐみ、自分もそれに倣った。
前の半透明な廃材の板に人影が写る。
それは自分たちとを隔てるドラム缶の山のすぐ向こうであり、まさに呼吸も出来ない。
ガシャリ、相手が錆びだらけドラム缶を隔ててすぐ向こうに居るのが分かる。
ガシャリ、気付いているだろうか、距離は相当近い。
その時、後ろの今来た通路の突き当たりに、影が見えた。
このまま動かなければ後ろからの追っ手に捕まる。
静寂、遠くでひどく訛った英語でなにか叫ぶ声が聞こえた。
3度目のガシャリ。敵は目の前の廃材を隔てて手を伸ばせそうなくらい近く居る。
意を決した。
彼女の目を見る。ひどく怯えた瞳の奥には混沌が渦巻いていた。
通路から見えないように、しかし向こう側の相手にも見つからないように自分の後ろにまわらせる。
息を精一杯に吸い、銃を握る手を構えた。
相手がもう1度ガシャリと音を立ててこちら側に回ってくるのが分かった。
次のガシャリは見つかるときだ。そして撃たれる時だ。
もはや足は限界に近づいていたが、懇親の力でドラム缶を向こうに蹴り倒した。
金属の激しくゆがみ、叩きつけられる、恐ろしく大きな音がこだまし、塵が舞い上がる。
ガンガンと音が鼓膜に反響する。
間髪居れずに、塵の向こう、3メートルとはなれていない敵に向けて引き金を引く。
乾いた音は目からの映像と一瞬送れて聞こえる。
何度も、撃ち続ける。
目の前のペンキの缶が相手の銃弾で宙に吹き飛び、
自分の銃仮の銃弾は粉塵で見えない相手のほうへ空気を裂いて飛んだ。
わき腹に痛みを感じるが、引き金を聞く。
1発ごとに手首から全身へ衝撃がつたわる。
吹き飛んだ缶が地面に叩きつけられ、粉砕された汚れたガラスの破片が地面に散らばる光景が、
銃弾による振動が、無数の何か汚れたもの破片の軌跡が、まるでエフェクトをかけたようにスローで再生される。
引き金を引いても玉は出なかったが、それでも引き続けた。
相手の居た場所の背後の壁は赤黒く染まり、穴が開き、
辺りには日の目から忘れられて久しい錆びた金属具が一面に散らばっていた。
腹部に暖かくドロリとした感触を感じながら、頭がブラックアウトしていくのを感じた。
遠くで人の駆ける音や物が落ちる音、さまざまな騒音が小さくなりながら反響した。
ディスプレイが電源を落とされるように、目の前に虚無が広がり、一瞬の間、幾何学的に図形が描写された後に、
暗闇が訪れた。
---To be continued---
2学期も終わりに迫り、1〜2ヵ月後には冬休み。
そして3月に中学校を卒業し、高校へランクアップです。
いつも思うのですが、『別れ』とは悲しいものですね。
かつての同士が、離れていくんですから。
……といっても、家が離れる訳じゃ無いんですけどね。
これからは、こういう事が多くなるのでしょうか……
……では、本編に入りましょう。
今回は、中編って事で『急襲b』です。
次回は恐らく、『急襲c』になる予定。
まぁ、次回をお楽しみにって事で。
では、始まり!
【city legend blue】
≪22章 急襲b≫
数十メートルは走った後、立ち止まってお互いの無事を確認する。
しっ、と彼女はとっさに口をつぐみ、自分もそれに倣った。
前の半透明な廃材の板に人影が写る。
それは自分たちとを隔てるドラム缶の山のすぐ向こうであり、まさに呼吸も出来ない。
ガシャリ、相手が錆びだらけドラム缶を隔ててすぐ向こうに居るのが分かる。
ガシャリ、気付いているだろうか、距離は相当近い。
その時、後ろの今来た通路の突き当たりに、影が見えた。
このまま動かなければ後ろからの追っ手に捕まる。
静寂、遠くでひどく訛った英語でなにか叫ぶ声が聞こえた。
3度目のガシャリ。敵は目の前の廃材を隔てて手を伸ばせそうなくらい近く居る。
意を決した。
彼女の目を見る。ひどく怯えた瞳の奥には混沌が渦巻いていた。
通路から見えないように、しかし向こう側の相手にも見つからないように自分の後ろにまわらせる。
息を精一杯に吸い、銃を握る手を構えた。
相手がもう1度ガシャリと音を立ててこちら側に回ってくるのが分かった。
次のガシャリは見つかるときだ。そして撃たれる時だ。
もはや足は限界に近づいていたが、懇親の力でドラム缶を向こうに蹴り倒した。
金属の激しくゆがみ、叩きつけられる、恐ろしく大きな音がこだまし、塵が舞い上がる。
ガンガンと音が鼓膜に反響する。
間髪居れずに、塵の向こう、3メートルとはなれていない敵に向けて引き金を引く。
乾いた音は目からの映像と一瞬送れて聞こえる。
何度も、撃ち続ける。
目の前のペンキの缶が相手の銃弾で宙に吹き飛び、
自分の銃仮の銃弾は粉塵で見えない相手のほうへ空気を裂いて飛んだ。
わき腹に痛みを感じるが、引き金を聞く。
1発ごとに手首から全身へ衝撃がつたわる。
吹き飛んだ缶が地面に叩きつけられ、粉砕された汚れたガラスの破片が地面に散らばる光景が、
銃弾による振動が、無数の何か汚れたもの破片の軌跡が、まるでエフェクトをかけたようにスローで再生される。
引き金を引いても玉は出なかったが、それでも引き続けた。
相手の居た場所の背後の壁は赤黒く染まり、穴が開き、
辺りには日の目から忘れられて久しい錆びた金属具が一面に散らばっていた。
腹部に暖かくドロリとした感触を感じながら、頭がブラックアウトしていくのを感じた。
遠くで人の駆ける音や物が落ちる音、さまざまな騒音が小さくなりながら反響した。
ディスプレイが電源を落とされるように、目の前に虚無が広がり、一瞬の間、幾何学的に図形が描写された後に、
暗闇が訪れた。
---To be continued---
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