どうも、YUKINTAです。
遂に夏休みも終わり、2学期が開始しました。
一部では、8月の末に2学期を始めた所も在るようですが……
こちらは、毎年変更無しです。
夏休みが削られるなんて、悲しすぎる!!
……勉学の為ならば仕方ないんだけどね。
……では、本編に入りましょう。
MSNのニュースで見たのですが、
どうやら『Dr.コトー診療所』がまたやるようです。
もし本当ならば、楽しみですね。
自分、『Dr.コトー診療所』は毎回見てましたから。
では、始まり!
【city legend blue】
≪19章 余命≫
暗い部屋にスタンドだけをつけた広い診察室で、院長と呼ばれる白衣の男と彼は向き合った。
「具合はどうですか?」院長、ナースからそう呼ばれる施設の最上層にいるその白衣の男、『院長』の口調は、あくまで【普通の】病院のそれと変わらなかった。
「特に不自由は無い」患者、である彼も事務的な応答だ。
「なぜわざわざ私を呼び出してまで診察結果を?」彼は患者というよりも院長かそれ以上の身分であること、もしくはあったことを感じさせる。
「医者が患者の家族を呼ぶ時と、1人だけ時間外に呼び出す時に何を伝えるかは大体決まっている」白衣の男が言う。
「死期を察せよ、といいたいのか?」男は尋ねる。
「残念ながら、君の作家人生はそう長くない」
「隔離施設で毎日高ステロイド剤を投与され続ければ、そう長く生きられない事ぐらいは分かる」男は口だけ笑わせた。
「結果からいえば」白衣の男はカルテらしき紙束をめくった。
「胃癌、咽頭及び肝臓癌。心臓に達するのは遅くて…3ヶ月といったところか?」
答えたのは白衣の医者ではなく、男本人だった。
「君のことだ、ある程度知っているとは思ったが…」
「自分の体とは言えここまで把握しているとは思わなかった、か?」最後の言葉は男自身が引き受けた。
「何もかもお見通しだな。 俺の出番が無い。 加筆するなら腸にも移転あり、だ。後は全て…合っている」
「この際、数はかまわない。いくら転移が多くても景品も解決法も無いようだしな」患者の男は笑っていう。
「君と話しているとまったく飽きないな…むしろ冷や冷やする。 自分の心が見透かされているようで…」男は続けた。
「大学時代の専攻は法学と文学だと思っていたが…どういう事情か医学にもずいぶんと精通していたそうじゃないか。」
「今となってはその知識も生かされるのは文章の中だけだ…といっても今作は医療関係の小説を執筆しているわけではないがな…」
「是非その作品を読んでみたいものだ」白衣の男はすでにカルテを机に置き、男に向き合っている。
「その時は遺作として読むことになるだろうな…」男は皮肉な笑いを浮かべた。
「まったく、運命なんていうものは当てにならんな。まぁ、この俺でさえいつ自分が死ぬかは診察でも分からない。医療が進化し続けても運命は変わることは無い。」
「今お前が死んだら俺が院長になってやろうか?知識ならまだまだ健在だ。―最も、それも3ヶ月間の暫定院長だな…」
二人は一通りの話をし、一通りのジョークを述べると、部屋を出た。
机の上のスタンドが、ゴシック体でプリントされたカルテと、余白にペンで追記された『院長』の流暢な文字を照らす。
『癌、全身転移。 余命、約7日〜10日 』
---To be continued---
遂に夏休みも終わり、2学期が開始しました。
一部では、8月の末に2学期を始めた所も在るようですが……
こちらは、毎年変更無しです。
夏休みが削られるなんて、悲しすぎる!!
……勉学の為ならば仕方ないんだけどね。
……では、本編に入りましょう。
MSNのニュースで見たのですが、
どうやら『Dr.コトー診療所』がまたやるようです。
もし本当ならば、楽しみですね。
自分、『Dr.コトー診療所』は毎回見てましたから。
では、始まり!
【city legend blue】
≪19章 余命≫
暗い部屋にスタンドだけをつけた広い診察室で、院長と呼ばれる白衣の男と彼は向き合った。
「具合はどうですか?」院長、ナースからそう呼ばれる施設の最上層にいるその白衣の男、『院長』の口調は、あくまで【普通の】病院のそれと変わらなかった。
「特に不自由は無い」患者、である彼も事務的な応答だ。
「なぜわざわざ私を呼び出してまで診察結果を?」彼は患者というよりも院長かそれ以上の身分であること、もしくはあったことを感じさせる。
「医者が患者の家族を呼ぶ時と、1人だけ時間外に呼び出す時に何を伝えるかは大体決まっている」白衣の男が言う。
「死期を察せよ、といいたいのか?」男は尋ねる。
「残念ながら、君の作家人生はそう長くない」
「隔離施設で毎日高ステロイド剤を投与され続ければ、そう長く生きられない事ぐらいは分かる」男は口だけ笑わせた。
「結果からいえば」白衣の男はカルテらしき紙束をめくった。
「胃癌、咽頭及び肝臓癌。心臓に達するのは遅くて…3ヶ月といったところか?」
答えたのは白衣の医者ではなく、男本人だった。
「君のことだ、ある程度知っているとは思ったが…」
「自分の体とは言えここまで把握しているとは思わなかった、か?」最後の言葉は男自身が引き受けた。
「何もかもお見通しだな。 俺の出番が無い。 加筆するなら腸にも移転あり、だ。後は全て…合っている」
「この際、数はかまわない。いくら転移が多くても景品も解決法も無いようだしな」患者の男は笑っていう。
「君と話しているとまったく飽きないな…むしろ冷や冷やする。 自分の心が見透かされているようで…」男は続けた。
「大学時代の専攻は法学と文学だと思っていたが…どういう事情か医学にもずいぶんと精通していたそうじゃないか。」
「今となってはその知識も生かされるのは文章の中だけだ…といっても今作は医療関係の小説を執筆しているわけではないがな…」
「是非その作品を読んでみたいものだ」白衣の男はすでにカルテを机に置き、男に向き合っている。
「その時は遺作として読むことになるだろうな…」男は皮肉な笑いを浮かべた。
「まったく、運命なんていうものは当てにならんな。まぁ、この俺でさえいつ自分が死ぬかは診察でも分からない。医療が進化し続けても運命は変わることは無い。」
「今お前が死んだら俺が院長になってやろうか?知識ならまだまだ健在だ。―最も、それも3ヶ月間の暫定院長だな…」
二人は一通りの話をし、一通りのジョークを述べると、部屋を出た。
机の上のスタンドが、ゴシック体でプリントされたカルテと、余白にペンで追記された『院長』の流暢な文字を照らす。
『癌、全身転移。 余命、約7日〜10日 』
---To be continued---
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