YUKINTAの小説展示場

 前々から小説を書いていたんですが、自信が無いのであまり人には見せないようにしていました・・^^; ですが、勇気を出して頑張っていこうと思います!
2007/09«2007/10 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2007/11
     
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
     
どうも、YUKINTAです。
今日は10月31日。
他の行事に比べたら浸透してないみたいですけど、ハロウィン(ハローウィーン)です!

 【ハローウィーン:Halloween】
10月31日の夜におこなわれる西洋の年中行事。
キリスト教の諸聖人の祝日、
万聖節(11月1日)の前夜として位置づけられる。
ハローウィーンの原型となる行事は、
古代ケルト人のドルイド教でおこなわれていた。
古代ケルト人は、
夜になると死神サムハインが邪悪な霊をよびおこすと信じていた。
こうした不吉な霊を撃退するために、
ドルイド僧たちはハローウィーンに
大きなたき火をおこすことを習慣にしていた。
この伝統は今日もスコットランドやウェールズにのこっており、
ハローウィーンに幽霊や魔女が姿をあらわすとされている。
古代ケルト人の間ではハローウィーンは1年の終わりの夜、
すなわち大晦日を意味し、将来を占うのに格好のときとされていた。
またその夜には、死者の魂が家族のもとをおとずれるともいわれていた。
ブリテン島がローマ帝国に征服されると、
ケルト人は11月1日におこなわれていたローマの収穫祭、
すなわち果物の女神ポモナをたたえる祭典をハローウィーンにとりこんだ。
この伝統は、たらいの水にリンゴをもぐらせたりして、果物に関係するゲームをしてあそぶなど、
アメリカやイギリスでひろくみられる習慣になごりをとどめている。
中をくりぬいたカボチャに異様な顔をほり、中にろうそくをともす習慣も起源は同じである。
         (MSN エンカルタ百科事典ダイジェストより)

……との事です。
自分も友人にメールで『Trick or Treat!』と送ったんですが、
『何それ?』と返して来た人がほとんど。
『あぁ、ハロウィンね』と返してきたのは1,2人くらいでした。
どうして浸透しないんでしょうねぇ……

話は変わって、小説の方に。
只今、三作目の小説を執筆中です。
詳しくは、いずれ……いや、11月中には話すと思います。
予定としては、12月頃から公開開始となるんで。

……今日はこの辺で。
外野が五月蝿くて、全く集中出来ませんよ……。
では皆さん、今日も残り2時間とちょっとをお過ごし下さい。


     
どうも、YUKINTAです。
何か、『お久しぶり』ですよねぇ……
この間定期試験が終わった所で、
色々な意味で落胆している感じです。
…ええ、色々な意味で。

……では、本編に入りましょう。
24章投稿から結構経ってますが、遂に最終章。
長かった……
では、始まり!

【city legend blue】
≪25章 「「題名は「題名」」という題名です。」≫

「実に、以外だ。」
“院長”の言葉に、彼はペンを置いた。
書きかけの小説。白髪交じりの髪を分けた男性はペンにキャップをはめる。
“院長”は満足げに笑った。
「本来なら、本来ならここで君を、そう―消してしまってもかまわないところだ。
―だが、私は満足している。いや、安心しているといった方がいいか?」
「ついに薬に囲まれすぎて発狂でもしたのか?院長先生?」
「確かに、確かに私のこれは矛盾した反応だろうな。
だが、私は君が何かしら行動を起こす事ぐらいは予測していた」
院長は続ける。
「昨夜分かった…君が、我が施設の看護師を、買収した!」

病室には2人の他には誰もいない。
白髪の交ざってきた髪を分けた男性、そして白衣の“院長”。

「ずいぶんと態度が変わったな。
ついこの前まであなたは“院長先生”だったと記憶しているが?」
白衣の院長は醜悪な笑いを隠さない。
「もっとも、今でも私は“院長”であり君の古い“友達”だ。
だが、俺は今ひとつの勝利に酔っている!
それは君からの勝利だ!」

「私が看護師を買収してこの施設の情報を盗もうとした・・・
だが、君はそれを阻止した。そのことで君は勝利などと・・・」
「違う!」
白衣の男―院長はつばを飛ばして大声を出した。
「私は、ずっと恐怖してきた!16年前、君がこの施設に着たときから、いいや、学生
時代に君と出会ってからずっとだ!
もちろん君に対して敵意など無かった。だが!いつも俺は君に心を見透かされていた
んだ!違うか?
だが今は違う!いまや君は、私によって生かされている」
病室の患者―その男は、至って冷静だった。
「君が私に対してコンプレックス持っていたことを私は知るよしもない。それに」
男を無視して、白衣は話を続けた。
「16年前、君はここに運ばれてきた・・・
正直に言うと嬉しかった。まだ私を忘れていなかったんだ、と。
だが、同時にそれは恐怖でもあった・・・
学生時代から私は君を自分より優れた、自分にはかなわない人間だと思っていた。
その君を、私は閉じこめておく役目になった。16年前からね。
私は確信していたよ。
君は何とかしてこの状況を切り抜けるだろう、とね。それも私をまんまと出し抜い
て。
だから私は“檻”を強化した。
君という眠れる獅子を何があっても逃がさないように。」
「ならば―」
男は、白衣でないほうの、小説を書いている方の男は、口を開いた。
「ならば、君の考え通りじゃないか。
わたしは、ここへ来てからというもの、“檻”から、この施設から、脱走することは
できなかった。
そして今、看護師を買収しようと歯をむいた老いぼれの獅子を、君は軽々とねじ伏し
ているじゃないか」

「それが、それがもっとも悪い事だ!
私は確信していたんだ。君はきっと何かやると。その頭脳という牙を駆使して檻を破
ると!
だがどうだ!
君はこの16年間何をした?
この施設を脱出したか?
いや、窓ガラス一枚さえ割ったか?

君は!君という人間は、君という人間でありながら、何もしなかった。
それどころか、ただ陰気くさい病室で寓話作りに耽っている!
したことと言えば世話焼きに金を渡して好奇心を満たしただけだ!」
もう一人の男、白髪の男性は、ゆっくりと口を開いた。
「好奇心を?わたしは看護師を買収して施設の情報を盗んだんだぞ?」
「情報を盗んだ!それがなんだ?
自分のカルテを覗いただけじゃないか!
16年の歳月を要して、盗んだのは自分のカルテか!?
私の中の、明晰の頭と行動力で社会をのし上がった君はどこへ行った?
私は君に失望している。
まさかこんなにつまらない人間になってしまったとはね。
だが、それはすなわち、私が君からの呪縛に打ち勝ったと言うことだ。
君はもはや、私が恐れる君ではない。
看護師を買収するのが精一杯の人間だ・・・!」

ずいぶんと嫌われたものだ、男は思ったが、白衣はさらに続ける。

「わたしも君の小説は見せてもらった。勝手にね。
大活躍じゃないか。
会社を敵に回して女と駆け落ちか?
君が精神を病み、自己を失うと、小説の中の君はどんどんと大胆になっていく・・・
自分がどんな症状かも、カルテを盗んだなら分かっているだろう?」

実際、分かっていた。
自分の命が少ないことも、精神をあまりにも深く病んでいることも。

「月に一度、君は人格が分裂する。
発作的に体を痙攣させ、記憶が飛び、別に人格が乗り移る。
そう、作家の君だ。
狂ったように文を書いて捨てる。
そのときの君が書いた小説―そう、今君の手元にあるそれだ。
それは、おそらく、君の理想像であり、願望だ。
例の彼女に裏切られ、父と自らの心を失った君の…」

男は分かっていた。
自分が多重人格化することを。
月に一度の発作の記憶が無いことや、見覚えのない自分の筆跡の小説が、発作から目
覚めるとベッド脇にあることからも、自明だった。
そして、男は、盗んだ。カルテを。

「もう分かっているだろうが、君は癌などではない。
ましてや、余命は7,8日でもない。
数日前、君が私に言ったね。自分は癌が全身に転移していることはわかっている、
と。
どうせこれは私の反応を見たかったんだろう?
その時点で君はカルテ…偽の癌の診断カルテを手に入れていたんだろう。
だが君は簡単にそのダミーのカルテを信じたりはしなかった。
そして私に輪をかけた。違うか?
もし癌のカルテが嘘なら私が何かしら動揺すると踏んで。
だが、さすがは君だ。君は私の動揺を見逃さなかった。
そして、今日、今。
君はすべてが分かったわけだ。
私も、君がダミーか流転の内容を知っていた事から、君が情報を手に入れたことが分
かった。これでお互い平等じゃないか」

「たしかに、私は多重人格だろう。

16年前、如月の娘に毒を飲まされてから、ずっと。」

「そう、だから君はもう一人の君の小説を通して、理想の物語を作っていった。
自分を殺そうとした“如月常務の娘”を好いていた自分の理想を、自分と戦ってく
れる女性に置き換えて。
自分を縛っていた会社を、諸悪の根源に置き換えて。
もう一人の君は、架空の小説内で、会社を敵に回して彼女と外国へ飛んだ。
これは君が願っていた事じゃないのか?
自分の命をねらった彼女への憎しみと愛がもう一人の君を形作ったんじゃないの
か?」

長い沈黙が部屋に充満し、沈殿した。

「さすがは“精神科”専門の院長だ。
もっとも、“癌治療”もしてくれたことはわすれていないが・・・」

「それはどうも。だが、癌治療はすべて嘘だった訳じゃない…
たった一つ、君の余命については、本当だ。
死因は癌じゃあないがね」

            ―――FIN ―――
プロフィール

Author:YUKINTA
常日頃本を読んでいる奴。
ある日、『小説を書こう!』と決意する。
男で、年は10〜20のどれか。
座右の銘は、『秘密主義』。

注意:コメントを書いてくれるのは大変有り難いのですが、関係の無い事についてはあまり書かないようお願いします。自分が危険だと判断した場合、そのコメントは消してしまいますので。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
カレンダー
09 | 2007/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ