どうも、YUKINTAです。
……明日から、学校がまた始まりますよ。
なので、暇な時が一気に消え去る……
……こちらには好都合なんですけどねww(ぁ
……では、本編に入りましょう。
現在、色々な小説を読んで楽しんだりしています。
原稿を書いたりしなきゃいけないのにね……
では、始まり!
【city legend blue】
≪11章 郵便受け≫
「では言語学の"教授"だった、と・・・?」
「えぇ。その父の影響を受けて私も語学を専攻したんです。」
そう言うと彼女は、ソーサーでコーヒーを掻き混ぜようとして、カップが空になっていることに気付いた。
カップをソーサーごと脇に退けて彼女が少々の沈黙を破った。
「ロスには1年居ました。―父の大学時代の友人が居るんです。たしかその業界では権威だったはず・・・。」
「アメリカにも友人が居るんですか。ちなみに・・・その人の住所は分かりますか?」
「引っ越していなければ分かりますが・・・私が訪れた時には家を買ったばかりの様でしたから、多分変わっていないでしょう。」
国外逃亡、という言葉が脳裏を過った。
まさかそこまでは、と思いながらも、もし実行せざるを得なくなったら金が必要だ。
カードを使うのは自分の居場所を知らせるようなものだ。
だからといって所持金だけではどうしようもない。
彼女を頼ることも出来るが、巻き込んでいる以上はなるべく避けたい。
それに、例の暗号が分かったところで宝の地図が出てくるわけではあるまい。
コーヒーを飲みこむと、椅子を引いて立ち上がった。
海外逃亡・情報収集・暗号解読・・・これからだというのに前途多難だ。
結局、会計は彼女が支払った。
映画でも見に行かないか、と誘える状況だったらどんなにいいだろうと考えた。
12月4日 午後2時30分
東京近郊 高速道路
先ほどから一定のリズムを保って振動が伝わってくる。タイヤがアスファルトの継ぎ目を通過する音だ。
10分ほど前、2人を乗せた車は高速道路へ乗り、西へ向かっていた。
彼女が言うには大学時代の友人のもとに向かっているらしい。 その友人が大学院に入ったその後は知らないそうだが、大学時代のマンションの部屋番号は控えていた。
彼女は左手で友人に向けて2度目の通話を試みた。 あいにく電話はつながらなく、今は居ないのかもしれない、と彼女は言った。
30分後の、3時ちょうどを少し過ぎた頃、2人は比較的新しそうなデザイナーズマンションの一室のチャイムを押した。
やはり、誰も出なかった。 最初は出かけているのかと思ったが、郵便受けに沢山の郵便物が詰め込まれていた為に、もうこの部屋に彼女の友人が戻ってくることは無いということが明らかになった。
結局収穫が無いまま帰るのもどうかと、彼女は勝手に郵便受けにたまっていた郵便物を少々無理矢理出した。 「どうせ捨てられるのだからもらってもいい」らしい。自分も素直に従った。
彼女宛の手紙の一つでもあれば良かったのだが、中にあったのはチラシばかりだった。
「低金利ローン***」「**郵便局」「**新聞」「引っ越しセンター***」・・・少なくとも最後の1枚は彼女には不要だ、と思った。
しわになったチラシの1枚、郵便局のサービスをチラシを眺めてみた。
民間企業となった郵便局は他のサービス業者同様、どんなサービスで客を集めるかで争っているのが窺がえる。
長距離郵便-LongDistanceMail 郵便物用私書箱-PostOfficeBox 電報-Telegram・・・どれも必要性のないものばかりに見えたが、何かが目の端に止まった気がした。
きっと今の自分にはどうでもいいことだろうと思いなおし、又もとの郵便受けに戻す。
「収穫無しね」
3回のエレベータホールでエレベーターが下がってくるのを待つ。 扉の脇には「フロア3」の文字。
何処かで見たことがある。 なんとなく、会社の3階ホールにあるプレートが脳裏に焼きついていた。 屋上から逃げる時に見た記憶がフラッシュバックのように脳裏に描かれた。
―事態は急を要する。
---To be continued---
……明日から、学校がまた始まりますよ。
なので、暇な時が一気に消え去る……
……こちらには好都合なんですけどねww(ぁ
……では、本編に入りましょう。
現在、色々な小説を読んで楽しんだりしています。
原稿を書いたりしなきゃいけないのにね……
では、始まり!
【city legend blue】
≪11章 郵便受け≫
「では言語学の"教授"だった、と・・・?」
「えぇ。その父の影響を受けて私も語学を専攻したんです。」
そう言うと彼女は、ソーサーでコーヒーを掻き混ぜようとして、カップが空になっていることに気付いた。
カップをソーサーごと脇に退けて彼女が少々の沈黙を破った。
「ロスには1年居ました。―父の大学時代の友人が居るんです。たしかその業界では権威だったはず・・・。」
「アメリカにも友人が居るんですか。ちなみに・・・その人の住所は分かりますか?」
「引っ越していなければ分かりますが・・・私が訪れた時には家を買ったばかりの様でしたから、多分変わっていないでしょう。」
国外逃亡、という言葉が脳裏を過った。
まさかそこまでは、と思いながらも、もし実行せざるを得なくなったら金が必要だ。
カードを使うのは自分の居場所を知らせるようなものだ。
だからといって所持金だけではどうしようもない。
彼女を頼ることも出来るが、巻き込んでいる以上はなるべく避けたい。
それに、例の暗号が分かったところで宝の地図が出てくるわけではあるまい。
コーヒーを飲みこむと、椅子を引いて立ち上がった。
海外逃亡・情報収集・暗号解読・・・これからだというのに前途多難だ。
結局、会計は彼女が支払った。
映画でも見に行かないか、と誘える状況だったらどんなにいいだろうと考えた。
12月4日 午後2時30分
東京近郊 高速道路
先ほどから一定のリズムを保って振動が伝わってくる。タイヤがアスファルトの継ぎ目を通過する音だ。
10分ほど前、2人を乗せた車は高速道路へ乗り、西へ向かっていた。
彼女が言うには大学時代の友人のもとに向かっているらしい。 その友人が大学院に入ったその後は知らないそうだが、大学時代のマンションの部屋番号は控えていた。
彼女は左手で友人に向けて2度目の通話を試みた。 あいにく電話はつながらなく、今は居ないのかもしれない、と彼女は言った。
30分後の、3時ちょうどを少し過ぎた頃、2人は比較的新しそうなデザイナーズマンションの一室のチャイムを押した。
やはり、誰も出なかった。 最初は出かけているのかと思ったが、郵便受けに沢山の郵便物が詰め込まれていた為に、もうこの部屋に彼女の友人が戻ってくることは無いということが明らかになった。
結局収穫が無いまま帰るのもどうかと、彼女は勝手に郵便受けにたまっていた郵便物を少々無理矢理出した。 「どうせ捨てられるのだからもらってもいい」らしい。自分も素直に従った。
彼女宛の手紙の一つでもあれば良かったのだが、中にあったのはチラシばかりだった。
「低金利ローン***」「**郵便局」「**新聞」「引っ越しセンター***」・・・少なくとも最後の1枚は彼女には不要だ、と思った。
しわになったチラシの1枚、郵便局のサービスをチラシを眺めてみた。
民間企業となった郵便局は他のサービス業者同様、どんなサービスで客を集めるかで争っているのが窺がえる。
長距離郵便-LongDistanceMail 郵便物用私書箱-PostOfficeBox 電報-Telegram・・・どれも必要性のないものばかりに見えたが、何かが目の端に止まった気がした。
きっと今の自分にはどうでもいいことだろうと思いなおし、又もとの郵便受けに戻す。
「収穫無しね」
3回のエレベータホールでエレベーターが下がってくるのを待つ。 扉の脇には「フロア3」の文字。
何処かで見たことがある。 なんとなく、会社の3階ホールにあるプレートが脳裏に焼きついていた。 屋上から逃げる時に見た記憶がフラッシュバックのように脳裏に描かれた。
―事態は急を要する。
---To be continued---

