YUKINTAの小説展示場

 前々から小説を書いていたんですが、自信が無いのであまり人には見せないようにしていました・・^^; ですが、勇気を出して頑張っていこうと思います!
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どうも、YUKINTAです。

9月も残す所、後2日。
新年まで後3ヶ月程。
時が経つのは早いですねぇ、全く……



……では、本編に入りましょう。
段々と忙しくなりつつある現状。
果たして、完成まで行く事が出来るだろうか。
では、始まり!

 【TRUTH】
≪8章 海青町 再び(a)≫

 【4月24日(日)】

(知樹視点)
チュンチュンチュン……
「……朝か」
小鳥の囀りをアラームに、俺は起きる。
「これならば、お金も掛からないし環境にも優しいな」
これも生活術の1つ。
覚えておいて、損は無いな……
「それじゃあ、朝食の準備をしますか……」
と言う事で、台所へレッツゴー!
メニューは、各自のご想像にお任せしますよ。
「……頂きます」
テーブルに食器も置かれ、俺は朝食タイムに入ることにした。


……数十分後。
「それじゃあ、後片付けといきますかね……」
そう言い、食器を重ねて台所へ。


……更に数分後。
「えぇと、今日は確か那奈と智が来るんだよな」
台所から戻り、ぼそっと呟く俺。
何故ならば……

 −4月23日(土)午後3時頃……
 「はい、杉山ですが」
 『知樹?!』
 いきなり大声を出さないでくれ……
 「那奈、どうした、怪我人か。救急車なら119番だぞ。
  しかし、今の世は救急車を悪用している奴もいるから数分検査が必要だと思うが……」
 『智と、内緒で遠くまで言ったんだって?!』
 ……那奈よ。
 せめて、突っ込みを入れてくれ。
 悲しいじゃないか……
 「……遂にばれたか」
 『しかも、海まで見てきたの?!』
 「……はい、仰る通りです」
 どうやら、那奈に全てばれてしまった様だな。
 智の奴、何処まで耐えたのだろうか……
 『それで、明日なんだけど……』
 「まさか、那奈も連れて行け……と?」
 無言だが、おそらく電話の向こう側では頷いているだろう。
 「……分かった。明日、朝の9時頃来てくれ」−

……という事だ。
やっぱり、隠し事って何時かばれちゃうもんなのかね……
「でもまぁ、どうせなら……」
そう呟き、1人の人物に電話を掛ける。
その人物とは……

『はい、如月です』
「なぁ、俊一。今日は暇か?」
『……いきなりだな。まぁ、暇だけど』
「それじゃあ、ちょっと遠くまで行ってみないか?」
『遠くまで? いきなりだな。……まぁ、いいけどさ。何時頃行けばいいんだ』
「今すぐ」
『今すぐって、おい……。それじゃ、そっちに行くから電話切るぞ』
「おう。じゃあ、また後でな」
『あぁ』

……と言う事で、電話を切る。
海青町に行くにはバイクが必要だが、俺は知っている。
俊一がバイクを持っている事を。
多分、それは俺しか知らないだろう……
ピーン、ポーン……
「お、来たか。さて、どちらかな?」
玄関に行き、扉を開けると……
俊一、那奈、智が揃って立っていた。
これは、予想外だな。
俊一のことだから、もっと遅く来ると思っていたんだが……
「で、俊一。バイクは持って来たんだろうな?」
「当然。これが無きゃ、町の外に行けないだろ」
……確かに、その通りである。
この二条町は広い為、外に出るには車やバイク等が必要となる。
まぁ自転車もあるにはあるが、かなりの体力が必要になるだろう。
「それじゃ、バイクに乗って出発だ!」


……只今、道路を2台のバイクが走っている。
一台には俊一と智が、もう一台には俺と那奈が乗っている。
「なぁ、知樹。何処に行くんだ?」
「それは行ってからのお楽しみだ! な、智」
「うん、そうだね」
「ギロリ」
……何か後ろから寒気を感じるのだが、気の所為だろうか?
気の所為であって欲しいのだが……


「到着!!」
「うわぁ……。此処、都会じゃないか?」
俊一は、海青町を見て唖然としている。
まぁ、田舎の人から見たら充分都会だろうな。
「……凄い」
あぁ、此処にもいましたよ、田舎の人が。
「那奈、中はもっと凄いぞ?」
「本当?!」
そして、那奈は姿を消した。
……否、走って海青町の中に入って行った。
「俊一、すまないが那奈の所に行ってくれ。俺は、智と行く」
「分かった。じゃあ、後でな」
「おう」
そう言うと、俊一は走って那奈を追いかけに行った。
「……智。俊一は那奈を捕まえられると思うか?」
「……無理だと思う」
「やっぱり、お前もそう思うか」
どうやら、俺達は頭の中で共通の事を思っている様だ。
【俊一に、那奈を捕まえる事は出来ない】と。
「それじゃあ、俺達も中に入りますか……」
「そうだね」
と言う事で、俺達も海青町の中へ。
此方は、ゆっくりと楽しみますかね……


……海青町の中に入って数分後。
「智、行きたい場所はあるか?」
「うーん……。ゲームセンターに行ってみたい」
「よし。じゃあ、行くか」
と言う事で、最初の目的地はゲームセンターに決定。


「……目的地には着いたが、どれで遊ぶんだ?」
ゲームセンターに着いたは良いが、数が多すぎる……
これでは、迷ってしまうではないか。
「うーん……これ!」
智が最初に選んだのは、定番のカーレースゲーム。
「よし、それじゃあ俺と勝負だ!」
「えぇ……。知樹、強そう……」
「大丈夫、俺やった事無いから」
俺、田舎出身だからこういう所来た事無いんだよ。
だから、全てが初挑戦って訳。
「じゃあ、行くぞ!」
「うん」


……そして、結果は。
「……負けた」
「勝ったぁー!」
負けました、小学校1年生の子供に。
俺って、弱いのかね……
「で、次は何にする?」
「うーん……これかな」
次に智が選んだのは、定番の太鼓を叩くゲーム。
名前は、『太鼓の○○』。
「面白そうだな、やってみるか」
「じゃあ、勝負だね」
お、やっぱりそう来ますか。
だが、選択を誤ったようだな……
俺は小さい頃、夏に行われる祭りの為に太鼓を叩いていたのさ。
だから、智に負けるはずが無い!!
「智、勝負だ!!」
「うん!」


「わーい、勝ったぁー!」
「馬鹿な……」
この俺が、負けた……?
『太鼓の○人』と言われてきた俺が、7歳の少年に……
……家に帰ったら、思いっきり泣こう。
「次は、どれがいいかな……」
前言撤回、今泣こう。


「あぁ、面白かったぁーー!!」
「……さいですか」
ゲームセンターから出て、突如智のコメント。
何か、悲しくなるわ……
「……あ、そう言えば俊一達は大丈夫だろうか?」
「さぁー」
うーむ、少し心配だな。
俊一が、那奈を捕まえているかどうか……
「ちょっと、2人を探しに行くか」
「そうだね」
と言う事で、俺達は俊一と那奈を探す事にした。
……俊一、そこら辺で倒れてないだろうな?

                 −−−To be continued−−−
     
どうも、YUKINTAです。

本日、模試がありました。
英語・リスニング・数学の3科目。

英語・リスニングはまぁまぁなんだけど……
何ですか、あの数学の難しさ。
マークシート式だからまだ良かったにしろ、ほぼ全て当て勘ですよ。
結果が来るのが恐ろしい……



……では、本編に入りましょう。
苦しい中での第7章。
さぁ、何処まで行けるのか……
では、始まり!

 【TRUTH】
≪7章 年の差、とは……≫

 【4月16日(土)】

今日は土曜日で休日なのだが、第3土曜日と言う事で授業がある。
全く、誰がこんな事を考えたのだろうか……
「と言う事は考えず、早く学校へ行くか」
どうせ考えたってろくな事にはならないだろうし。
そして、1人で学校に向かう……はずが。
「俊一、おはよー」
「おはよー」
何故だ……
何故、この2人がここにいる?!
「そうか、俺はまだ夢を見てるんだな。寝なくては……」
「ナナぱーんち」
可愛らしい声と共に眼前に迫る拳。
ゆっくり感じるように思えるのは……走馬灯の所為か。
「起きる。起きるから、その拳をどけて下さい」
「よろしい」
満足顔で危険物(拳)をしまう那奈。
危険物(拳)から発せられるオーラは何だったのか、とか
危険物(拳)の迫るスピードの速さは如何ほどなのか、とか聞きたい事は山程あるが、
第二撃を防ぐためにもそれは黙っておこう。
「…それで、何で君達が」
「えぇと、それはね……」
そして那奈は、事の真相を話し始めた。

 −それは、昨日の夜の事……
  「もしもし、杉山さんのお宅ですか」
  『そうですが……って、知樹さんですか?』
  「はい。ちょっと、那奈に代わって貰えますか」
  『分かりました。那奈−−! 知樹さんから電話よーー!!』
  『知樹から!?』
  
  『もしもーし』
  「おぅ。で、俊一はどうだった?」
  『うーん。俊一の方がやさしーかなぁー』
  「な……何!?」
  『ウソウソ。知樹の方がやさしーよ』
  「お前なぁ……」
  『じょうだんじょうだん。それで、何か用?』
  「あぁ、そうだった。明日、学校に来るんだろ?」
  『うん』
  「それで、俺はちょっと早く行かなきゃいけないから
   俊一と一緒に行ってくれないか?」
  『俊一と?』
  「そう。あいつが来るのは、俺より大分後だからな」
  『……分かった』
  「それじゃ、明日学校でな」
  『うん。またねー』−

「……だってさ」
「知樹の奴……」
そういう事なら俺に連絡くらいしてくれよ。
いきなり現れるから、驚いたじゃないか。
「まぁいいや。2人とも、行くか」
「「うん、行こう!」」
お、はもった。
何かこの2人、時々はもるんだよな。
歌でも歌ってみたらどうだろうか……


……と言う事で、現在校舎前。
「あぁ、変な誤解されませんように……」
「何言ってるの、俊一?」
「いや、何でもない」
……いや、何でもなくない。
何故ならば、校舎前で祈っていた理由が……
「あ、可愛いーー!」
「あら、本当ーー」
「先生、結婚していたんですねー」
「え、本当ですかーー!?」
こういう事になってほしくなかったからだよ……
「あのなぁ……。こいつらは、とも……」
「とも……何ですか?」
「いや、何でもない」
あぶない……
つい、知樹に罪を被せる所だったよ。
もし止めずに喋っていたら、明日は多分学校にいないだろう。
……俺が。
「えー、言ってくださいよー」
「そうです、言ってください」
「だから何でもないって言ってるだろ。
 それに変な誤解しないでくれよ。こいつらは、俺の子じゃないんだからな」
そう言って俺は、那奈と智を連れて職員室へ逃げ込んだ。
勿論、後ろからは……
「じゃあ、一体誰の子だって言うんですかーー!?」
……知るかっ!


「とーもーきー……」
職員室に着いた俺は2人を連れ、そう呟きながら知樹の元へと向かった。
「おぉ、俊一。2人とも、校舎内での反応はどうだったかい?」
「何か、俊一がすごいことになってたよー」
「……かんちがいって、こわいね」
智、その通りだ。
なので、その事件の発端となる人物を説教しなくてはな……
「知樹……」
「何だよ、俊一。ここまで来る途中で、何かあったのか?」
「あぁ、そりゃあったさ。
 ここまで来る途中で、女子生徒達に変な勘違いをされたんだよ」
「あちゃー……。それは、お気の毒に」
……プチッ。
お気の毒にだと!? 他人事の様に言うな、知樹!
 お前が2人を連れて学校に行けば、
 俺は変な誤解をされずに此処まで来れたんだぞ!?

「まぁまぁ、そんなに怒るなよ。しょうがなかったんだからさー」
「しょうがなかったってなぁ……!」
知樹よ、俺は今猛烈に腹が立っている。
しょうがなかったとはいえ、俺の許可も無く実行に移すか?
せめて、俺に許可くらい……
「……なぁ、俊一」
「何だよ」
知樹は、ある方向を指差している。
そして、指差す先には……
「「うぅっ……」」
那奈と智が……泣いていた。
「あ……えっと、その……」
「ケンカは、いけないよ……」
「……すみませんでした」
智の泣きながらの訴えに、もはや謝るしかなかった。
「俊一。今後は、気をつけるように」
「……はい」
何か、完全敗北です。
「……あ、校長が来たぞ。俊一、席に戻れ」
「お、おう」
俺が凹んでいると、校長が職員室に入って来た。
なので、立っていた職員は各自席へと着く。


「……で、校長は期待通りの事をしてくれたな」
「あぁ。あれが校長の常識って奴なのか」
「あたまが……」
「せなかがいたいよ……」
職員室から出て、この一言。
それもそのはずである。
何故なら……

 −「おや、知樹君。その子達は一体?」
  「あぁ。今日は授業があるという事で、知り合いを連れて来たんですよ」
  「ほう。ちょっと2人とも、来なさい」
  「……でも」
  「大丈夫かな……?」
  前者は那奈、後者は智。
  まぁ、不安になる気持ちは分からなくはないな……
  「大丈夫さ。……多分。さぁ、行って来い」
  「う、うん……」
  知樹が言うと、2人はかなり、かなり不安そうに校長の元へ歩いていった。
  「はーはっは……。いやー、随分と懐かしいものだよ。子供と間近で会うのは」
  そして校長は那奈の頭を撫で、智の背中を叩いた。
  「うー……」
  「いたい……」−

まぁ、校長がやるんだからねぇ……
「とりあえず、教室に行こうか」
「あぁ、そうだな……」
前者は俺、後者は知樹。
何か、教室に行かなきゃずっとここで立っているような気がするし。
「さぁ、2人とも行くぞ」
「「う、うん……」」
どうやら、2人にとっての校長の印象がさっきの事によって決定してしまったらしい。
……校長、御愁傷様です。


……現在、2年1組の教室前。
「知樹、祈ってもやはり無駄なのだろうか」
「あぁ。おそらく、駄目だろうな」
「知樹、どうしたの?」
「いちどあることは、にどある……」
……智、お前は何歳だ。
本当に小学校1年生なのか?
しかも、そんな事言われたら祈れないじゃないか。
「じゃあ、入るか……」
そう呟き、いざ教室の中へ。
そして、結果は……
可愛いーー!
如月先生のお子さんですか!? それとも、杉山先生の!?
それとも、お2人の!?
分かってましたよ、はい。
しかも、最後のは一体何ですか……
まぁ、聞かなかった事にしておくが。
……お、流石に知樹にも効いていたようだな。
少し気分が和らいだ気がするよ。
「まぁ見ても分かるように、今日はゲストが2人いる。さぁ、自己紹介を」
俺の合図で、那奈の紹介タイムスタート!
「杉山那奈です。小学校2年生で、8さいです。それで……」
「杉山智です。小学校1年生で、7さいです」
お、今度はちゃんと自己紹介出来たな。
しかし……
きゃーー!!
可愛いーー!!
はぁ……
誰か、耳栓を用意してくれませんか?
男性陣もそう思っているみたいで、耳を塞いでいますよ。
「それじゃ、朝のHRを始める」
いつまでもこうしていると、朝のHRが潰れそうです。
……いや、本当に。


「……という事だ」
「起立。気をつけ、礼」
「さようなら」
うむ、良い返事だ。
横から見たら、小学生の号令に見えなくもないが……
「那奈ちゃん、智君、またねーー」
「また来てねーー」
そう言って女子生徒達は、教室から出て行った。
勿論、その時男子生徒達は耳を塞いでいたが。
……やっぱり、那奈達を連れて来る時には耳栓が必需品になりそうだな。
明日、買いに行くか……
「で、知樹。今日の感想はどうだった」
「前の生徒達の方が良かったかもしれない……」
「おいおい……。まぁ、俺も今日はあまり良くなかったが。
 那奈と智はどうだった? このクラスの感想は」
さぁ、現代の小学校1・2年生の答えは如何に!?
「んー。わたしは楽しかったな。ここの人達、やさしかったし」
「ぼくはちょっと……」
うーむ、智の方はあまり良くなかったらしい。
……仲間だな。
「それじゃ、職員室に行きますか。……あ」
職員室という言葉で、2人は何か嫌そうな顔をしていた。
校長、どうやらもう印象が確定してしまったようです。
「那奈達は、職員室前で待ってるか? 俺なら早く出て来れそうだから」
俺が聞くと、2人は『そうする』と言った感じで頷いた。
どうやら、職員室は2人にとって最悪の場所になってしまったらしい。
まぁ、学生からしてみれば当然なんだけどな。
……俺の時は。
「それじゃあ、職員室に行きますか」
「……あぁ」
そう言い俺達は、職員室へと向かうのであった。


そして、職員室に入った2人は……
「じゃあ、さっさと仕事を片付けますかね」
「そして、急いで脱出するんだ。職員室から」
そう呟き、作業開始。
一応言っておくが、職員室はもう俺達にとって『魔の空間』と化していた。


……数十分後。
「それじゃあ、俺はこの辺で……」
「あぁ。那奈達の事頼むぞ」
「任せとけ」
そう言って俺は、職員室前で待っている那奈達と一緒に学校の外へ出た。
「那奈、智。これからは、職員室だけには入るんじゃないぞ」
「「う、うん……」」
はもってこの返事。
まぁ、職員室にはあの校長がいるからな。
それに、校長の印象は永遠に変わらなそうだし……
「それじゃ、帰りますか」
「うん、帰ろっか!」
「そうだねー」
とりあえず、俺は那奈達を家へ送ってやった。
子供だけで夜道を歩かせる訳にはいかないからな。
……まぁ、那奈がいるから安全と言えば安全なんだが。
「何か言った、俊一?」
「いいえ、別に、何も」

        −−−To be continued−−−
     
どうも、YUKINTAです。

やっと出来たよ、6章。
2〜3週間後に期末考査を控える中の執筆は結構キツイ……

学校では勿論執筆なんて出来ないし(恐らく友人に邪魔される)、
家に帰ったら帰ったで別の用事があるし。
あれ……書く時間が無いや。

てな感じ。
あーあ、自由が欲しい……
七夕にお願いしたいくらいですよ、うん。


……では、本編に入りましょう。
一応これを書きながらタグの練習もしてます。
ほら、あるでしょ、上にある緑色の線。
そう、それですよ。
まぁこそこそ練習するんで、LvUPにご期待くださいな。
では、始まり!

 【TRUTH】
 ≪6章 2人の来訪者≫

 【4月15日(金)】

それは、帰りのHRから始まった……
「……と言う事だ。では、皆気をつけて帰る様に」
俺がいつもの様に、生徒を解散させようとしたら……
「俊一、ちょっと待った」
「何だ、知樹」
「明日は授業があるんだぞ」
「……は?」
え? 
明日は授業があるんだぞ……?
「もしかして、知らなかったのか……?」
「……」
「その様子じゃ知らないようだな。では、俺が皆に説明しよう。
 この学校では、毎月第3土曜日に授業があるんだ。
 まぁ、8月とか夏休み中は無いけどな。 
 ……で、俊一は本当に知らなかったのか?」
「あぁ」
「……そうか。じゃあ、俊一も一緒に覚えておけよ」
毎月第3土曜日、授業があったのか……
俺はてっきり、土日は全て授業が無いと思っていたよ。
「それじゃあ日直、号令!」
「え!?」
「起立! 気をつけ、礼!!」
そして、生徒は散らばっていった……
「……って、それで済まされるかい!!」
「いやー、すまんすまん。このクラスでも、一度くらいはやってみたかったからなぁー」
「はぁ……」
何か、そんな事を言われると怒る気が失せるよ……
「で、明日は本当に授業があるのか?」
「あぁ、あるよ。『1年間の予定表』に書いてあったはずだが」
本当にあったのか。
この間見た時、見落としていたとか……
まぁ、いい。
家に帰ったら最初に、明日のカリキュラムを立てなくては。


「じゃあ、俺は家に帰って明日の準備をしますよ」
「おう。気をつけて帰……って、ちょっと待った」
「な、何だ?」
俺が帰ろうとした所を、知樹が止めてきた。
まだ何かあるのだろうか。
「2人を紹介するのをすっかり忘れていたよ……。さぁ、入ってくれ」
知樹が言うと、教室の扉が開いて2人の子供が入ってきた。
身長からすると……小学校低学年くらいか。
「知樹、わすれるなんてひどいよー」
「このあいだ、知樹が言ったのに……」
「いやー、すまんすまん」
2人が『知樹』と言っているが、知り合いだろうか。
「なぁ、知樹。この2人は……」
「あぁ、そうだった。じゃあ、自己紹介を」
知樹がそう言うと、女の子の方が喋り始めた。
「杉山那奈。8さいで、小学校2年生です。
 そして、こっちが杉山智。7さいで小学校1年生」
「……! また、ぼくのしょうかいが……」
「もうやっちゃったもんねー」
「おねえちゃん、ひどいよー」
そして智と呼ばれた男の子が、那奈という女の子を追いかけて走っていった。
「あれは一体……」
「あー、あれは無視していいよ。いつもの事だし」
「はぁ」
まぁ、元気があるのは良い事なんだけどな……
「それで、知樹。名字が同じなんだが、家族なのか」
「……お前もそう言うか。那奈達と俺は、名字は同じだが家族では無い」
「そうなのか……」
てっきり、名字が同じだから家族だと思ったよ。
「それで、何でその2人が学校に?」
「あぁ。明日学校があるから、久しぶりに2人を連れて来ようと思ってな」
「……はぁ」
知樹、ここは『○○急ハイランド』でも『東京○○ズニーランド』でも無いぞ。
「それで、いきなり2人が現れて理解不能にならない為に先に紹介したのさ」
「理解不能に……ねぇ……」
まぁ、確かにいきなり現れたらどうすれば良いか分からんが……
「じゃ、俺はこの辺で失礼するわ」
「おう。気をつけてな」
……お前もな。


……家に帰る途中の事。
「はぁ……。明日、授業があるのかよ。カリキュラム、早く立て直さなくては……。
 それよりも、知樹の知り合いにあんな子供がいたとはな。
 えぇと……那奈に智だっけ。生徒30人にあの2人も覚えるから、大変だな……」
「あ、おじさんだー!」
む……
おじさんと来たか。
これは、お説教をしてやらねば……
「って、智君に那奈ちゃん?」
さっきの2人じゃないかよ……
「君もちゃんもいらない。よびすてでいいよ」
うーむ、小学校1・2年生にしては賢いな……
にしても、那奈ちゃんばかり喋っていて智君は全く喋っていないぞ。
……あ、那奈と智か。
「じゃあ那奈、智。俺の名前は如月俊一だから、俊一とでも呼んでくれ」
『おじさん』だけは勘弁を……
「わかった。俊一、よろしくね」
「よろしく……」
「うむ。……そういえば、知樹は一緒じゃないのか?」
今気付いたのだが、知樹が何処にも見当たらないぞ。
「知樹ならまだ学校だよ。『先に帰ってて』だって」
「そうか」
知樹の奴、子供だけで帰らせるなんて何と危険な行為を……
「それじゃ、俺が家まで送って行くよ。2人だけだと危ないし」
「ありがとう、俊一ー」
「ありがとー」
うむ。
何か、お礼を言われると嬉しいもんだな。


……現在、那奈と智の家の前。
「「俊一、ありがとーー」」
「いや、別にいいさ」
何だかんだ言って、俺も楽しかったしさ。
「それじゃあ、明日は学校に来るんだな?」
「うん、行くよ」
「……行く」
「分かった。それじゃ、学校でな」
「ばいばいー」
「またねー」
何か、いつも前者が那奈で後者が智だな。
いつもこうなのだろうか。
まぁ、いいけどさ。
……てな訳で、俺は自宅へ向かった。
そういえば今気付いたが、知樹の家の隣なんだな。
しかも、近すぎる程。
下手したら、ジャンプして家と家の間を移動できるかも……
……いや、それは無いか。


「やっぱり、我が家が一番」
家に着いて、開口一番がこの言葉。
果たして、俺の頭は大丈夫だろうか。
……今度病院にでも行くか。
黄色い救急車が来る前に。

                   −−−To be continued−−−
     
どうも、YUKINTAです。

忙しいよ、高校生活。
高校2年生になって、陸上部に入って、高校2年生になって……
唯一の休日は、土日だけ?(それが普通
今までが『遊びすぎた』だけなんだろうか。
うぅむ……


……では、本編に入りましょう。
履歴を見てみると、本編の更新が月1。
色々と忙しいからしょうがないんだけどね、うん。
でも出来るだけ頑張ってみるさ。
出来るだけね、うん。
では、始まり!

 【TRUTH】
 ≪5章 春のドライブ≫

 【4月10日(日)】

(知樹視点)
那奈と智の2人と遊んだ翌日……
チュンチュンチュン……
「もう朝か……。もう少し寝ていようかな……」
そう呟き、俺の意識はどんどん沈んで……
「って、寝たらあかん! 今日は、智が家に来るんだったな……」
そう、今日は智が家に来る日である。
予定では、家で少々話してバイクでドライブという形だ。
今日は、少し遠くまで行くからな。
場所は、まだ考えていないが……
「それじゃあ、着替えますかね」
そう言って俺は、私服に着替えて朝食の準備に入った。


「うん。本日の朝食も中々の出来だ」
自分の作った朝食を食べ、感想を言う。
ちなみにメニューは、ご飯・味噌汁・野菜和え物だ。
あまりにも一般すぎるが、俺はこのメニューが気に入っている。
……難しい物はあまり作れないという理由もあるが。
「さて、食器を片付けますか……」
そう言って食器を洗い、リビングに戻ったら……
ピーン、ポーン……
「おぉ、グッドタイミングだな」
玄関へ行き、扉を開け……
「早いな、智」
「だって、する事があまり無いし……」
それは、小学生が言う言葉じゃないぞ……
休日の大人が言う言葉なんだよ……
「まぁいいや。とりあえず入ってくれ」
「うん」


……数分後。
俺と智は、居間で色々な事を話していた。
「智、学校の方はどうだ?」
「楽しいよー」
「そっか。それならばいい……」
外見からしてあまりクラスに馴染めそうに無いタイプだったので、
俺は少々心配していたりする。
だが、どうやら心配する必要も無さそうだな。
「そうだ。前から智に聞きたかった事があるんだが……」
「何?」
「お前は那奈の事、どう思ってるんだ?」
「どうって……?」
「お前にとって那奈は姉の様な存在だが、本音はどうだ? 那奈のこういう所が嫌だとか」
「うーん……」
「今なら大丈夫だぞ。那奈は此処には居ないんだしさ」
……今思ったが、俺は何かの悪者か?
「いつも考えないで動いてるから、少しは考えて欲しい……」
「ははは……。それ、同感」


「……っと、智。バイクでドライブにでも行かないか?」
「いきなりだね……」
「おう、俺に3秒ルールなんて無いのさ。……では無く。で、どうする?」
「……行こうかな」
「よし、行くと決まれば外に出るぞ!」
「うん」
ドライブが決定し、いざ外へ。
「智、大丈夫か?」
「……うん、乗れた」
「よし。それじゃ、出発!」
エンジンをかけ、俺達はバイクで走り出した……
「それで、知樹ーー」
「何だ、智?」
「何処に行くの?」
「決めていない」
「お姉ちゃんと同じだー」
「ははは……」


「よし、着いたぞ」
「……此処は何処?」
「俺が最近見つけた場所だ。近くに海もあるから、後で行ってみるか?」
「うん」
ここは『海青町』と言う、俺達の住んでいる『二条町』から少し離れた所にある町だ。
この町には映画館・水族館・海など、二条町には無い物が色々とある。
その中でも、海青町の海はとても綺麗と言う事で有名らしい。
……田舎の二条町には、そんな噂は全然入ってこないが。
「それじゃあ昼も近いし、昼食の場所を探しますか……」
「そうだね」
と言う事で、俺達は昼食の場所を探す事に。
さて、どんな物があるだろうか……


「此処がいいかな」
「此処でいいのか? って、この名前は……」
俺達が今いるのは、中華レストランの前。
そして、その店の名前が……

 −「そうだ……知樹は何故俺を?」
  「……そうだった。ちょっと話す事があってな。……あの店で少し食べよう」
  「話があるのは分かるが……何故食べなければならない?」
  「まぁ、細かい事は気にするな。さぁ、さぁ」
  そして知樹に背中を押され、店の中へ。
  ……俺の奢りじゃないよな?−

……そう、あの時の店と同じ名前なのだ。
俺が俊一に教師の教訓を色々と教えたあの場所である。
何処にでも、この店はあるんだな……
「ねぇ、知樹。入ろうよー」
「そ、そうだな。じゃあ、入るか」
と言う事で、中華レストランの中へ入る俺達。
……まさか、行く先に必ずこの店があったりして。


「智、美味かったか?」
「うん、美味しかった」
バー○○ンから出て智に聞いたら、良い感想を頂いた。
まぁ、俺も美味しかったからいいんだけどな。
「じゃあ、ちょっと町の中を歩いてみるか」
「分かった」
智からの了承も得て、俺達は海青町の中を色々と歩く事にした。


そして……
「智、海青町はどうだった?」
「とても広いし、面白い所も色々とあったよ」
「それは良かった。じゃあ今度は、那奈も連れて3人で来るか」
「そうだね」
丁度今、海青町の中をほとんど回ったところだ。
時間は……およそ2時間だな。
「それじゃあ、最後は海を見て帰りますか」
「うん」
と言う訳で、俺達は最後に海へ行く事にした。


「うわー、凄い……」
海に着いて、智はそう呟いた。
まぁ、仕方ないだろう……
目の前にある海があまりにも綺麗過ぎたから、俺も智と同じ言葉を発しそうになったよ。
「確かに、これは凄いな……」
「海って、こんなに綺麗なんだね……」
もしかして、智は海を見た事が無かったのか?
ならば、これが初めて見る海って事になるな。
……そうしたら、智はかなり運が良いのかもしれない。
何故なら、俺が最初に見た海はこれとは比べ物にならない位汚かったからだ。
……今の海は、昔に比べて随分と綺麗になったものだな。
「それじゃ、智。そろそろ帰るか」
「そうだね、帰ろっか」
海も見終え、俺達は二条町へ帰る事にした。


……現在の時刻、4時50分頃。
少し離れているだけかと思っていたが、結構時間が掛かるものだな。
「よーし、着いたぞ」
「知樹。今日はありがとー」
「いや、俺も今日は楽しかったし」
現在、智の家の前。
……と言っても、俺の家はすぐ隣だが。
「那奈にはまだ今日の事は言うんじゃないぞ。今度、とことん悔しがらせてやろう」
「はは……。そうだね」
うむ。
智が初めて声を出して笑ったな。
智も、笑おうと思えば笑えるんだな……
……まぁ、那奈に内緒にしておくってのはかなり笑えるんだがな。
「それじゃ、またな!」
「うん。またねー」
智に別れを言い、俺は自宅へと向かうのであった。
……家、隣だけど。


その頃、那奈は……
「へくしゅっ」
「那奈ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫……」

                    −−−To be continued−−−
     
どうも、YUKINTAです。
遂にやって来ました……!
 
 春 休 み (わーわーパチパチ

宿題があまり無いので、思う存分遊べます!!(勉強しろ


……では、本編に入りましょう。
数検や学年末考査も終わり、執筆もやっと再開出来そうです。
大変だったよね、うん、色々と……
では、始まり!

 【TRUTH】
 ≪4章 知樹の休日≫

 【4月9日(土)】

(知樹視点)
俊一に色々な教訓を教え、家に帰ると俺は直ぐに寝てしまった……
……そして、その翌日。
「「知樹ー」」
「……ん?」
「「知樹ー、朝だよー」」
俺は聞き覚えのある声で目を覚ます。
「あ、起きた」
「知樹、おはよー」
あぁ、この2人か。
……よし、久々に苛めてやろう。
「おぉ、2人とも来てたのか」
「その言い方は酷いよー」
「ちゃんと来るって言ったよ……」
……む。
その言葉では、流石に言い返すことが出来ない。
どうやら、腕を上げたようだな……
……では、これはどうだね?
「よし、2人とも。このマイクを持って、一人ずつ自己紹介をするんだ」
さぁ、どうする?
……お。
男の子の方は少し困惑している様だな。
そして、女の子の方も……って、男の子からマイクを奪ったぞ。
まさか、現代の女子は勇気に満ち溢れているのか……?
「えぇと……。杉山那奈、8歳です。知樹と名字が同じだけど、家族ではありません。
 そして、こっちが杉山智で7歳。私の弟です」
「……あ! 僕の紹介がぁ……」
「もう終わっちゃったもんー」
「お姉ちゃん、酷いよー」
ははは……
まだまだ那奈の方が一枚上手だな。
……さて、那奈が既にやってしまったが、一応紹介しておこう。
1人で紹介をしてしまい、逃げ回っているのが杉山那奈。
小学校2年生で8歳だ。
身長は平均よりも少し高く、足が速い。
目標は、俺に50m走で勝つ事らしい。
まぁ、そんなのは何年も先の事だが……
そして、その那奈を追いかけているのが杉山智。
小学校1年生で7歳だ。
那奈とは性格が正反対で、何でも考えてしまう。
だから、いつも那奈に先手を取られている。
……まぁ、考えるのは良い事なんだけど。
それと、何故か那奈達と苗字が同じなのだ。
その所為で、時々親子だと思われてしまう事も。
……まぁ、俺は別に構わないんだけどさ。


……数分すると、智を負んぶした那奈が戻って来た。
どうやら、智は途中で疲れて寝てしまった様だな。
「智、眠っちゃったのか」
「うん。気持ち良さそうに眠ってる……」
那奈は眠っている智を見て、優しく微笑んでいた。
……弟思いのお姉さんだな。
「那奈、智をそこのソファーに寝かせてやったらどうだ?
 ずっと負んぶしているのも疲れるだろ」
「うーん……。そうだね」
そう言って那奈は、智をソファーに寝かす。
これも、何時まで続くのだろうか……
「……そうだ。何か飲みたい物はあるか? 
 コーヒー買ってくるから、そのついでに買ってきてやるよ」
すると那奈は少し考え……
「じゃあ、オレンジジュース2つ」
オレンジジュースを選択。
多分、もう1つは智の分だろう。
「了解。それじゃ、ちょっと行って来るから智の事頼んだぞー」
「うん。行ってらっしゃーい」
那奈の声を聞き、俺は玄関の扉を閉めて外へ。


……商店街に着き、バイクから降りる俺。
この商店街は学校から近いので、何かと便利である。
まぁ、時々那奈と智を連れて学校へ行く事もあり、その時もバイクである。
バイクに乗る時は大体、智が前で那奈が後ろだ。
その理由は……言う必要は無いだろう。
俺は何時もの店へ行き、コーヒー1本オレンジ2本を購入。
……そういえば、来週の土曜は授業があったな。
月に一度、土曜に授業があるとは……
休日くらい、休ませて欲しいよ。
……まぁ、久々に2人を学校に連れて行ってみるか。
クラスの皆がどう反応するか、楽しみだからな。
……っとそうだ、早く帰らなくては。
2人とも、家で待ってるだろうからな……
てな訳で、バイクに跨り自宅へGO!!


「ただいまー」
「知樹、おかえりー」
「おかえり……」
帰って来ると、2人が出迎えてくれた。
……どうやら、智は今起きたところらしい。
「オレンジジュース2本、買ってきたぞー」
そう言い、2人に1本ずつオレンジジュースを渡す。
……夏、『暑いから2本ずつ』とか言われそうだな。
「「おいしぃーー!!」」
俺が色々と考えていると、背後から2人の声が。
子供には、オレンジジュースが一番なのだろうか……?
じゃあ、俺もコーヒーを飲みますか。
……中々。
前のよりは良いので、次からはこれを買う様にしよう。


そして3人で和む様に飲み物を飲んでいたのだが……俺は思い出したように話しかけた。
「なぁ、2人とも。奏弯学院って覚えてるか?」
「当たり前だよ。何回も行ったからね」
そう答えたのは智。
どうやら、今回は智の方が早かったな。
「それでだな。来週の土曜に授業があるんだが……2人も行くか?」
「勿論行く!!」
「行きたいー」
前者が那奈、後者が智。
流石に、2回連続は無いか……
「よーし。じゃあ、来週の土曜な。予定とか、入れるんじゃないぞー」
「大丈夫だよー」
「予定なんて無いから」
何か、上手いタイミングで那奈が衝撃の発言を。
まぁ、小学校低学年だから気にする必要は無いけどな……


「……ん、もう4時か。2人はどうする? 帰るか、それともまだいるか?」
「いる!!」
「うーん……。いるかな」
那奈は即答。
そして、智は少し考えて答えた。
何か、俺が『まだいるか?』って言ったのと
那奈が『いる!!』って言ったのが同時の様な気がしたのだが……気のせいだろうか?
「じゃあ遊ぶか。何がいい?」
「「かくれんぼ!!」」
2人揃って即答。
これは、クイズ番組か?
「じゃあ、鬼は……」
「鬼は知樹だよー」
「……だな」
かくれんぼの時、俺が鬼ってのはもう決定事項なのか……
まぁ、楽しいからいいけどさ。
「じゃあ俺が10秒数えるから、そのうちに隠れろー」
「「はーい」」


そして、10秒後。
……では、作戦を開始しようか。
「2人ともーー何処にいるのかなーー?」
笑わせ、その声の大きさで場所を把握する作戦。
何時もこの作戦で、俺は2人を見つけている。
……しかし、今回はその笑い声が全く聞こえない。
やはり、何度も効くとは限らないか……


そして、5時の鐘が鳴り……
「降参だぁ……」
那奈は開始10分で見つけたのだが、智は見つけることが出来なかった。
やはり、頭脳派を見つけるのは難しいな。
「わぁーい、勝ったぁー」
そう言い、智が出て来た。
……何処に隠れていたのだろうか。
「なぁ、智。何処に隠れていたんだ? 教えてくれ……」
「嫌だー。絶対教えないもんー」
む、口が堅いな……
しかし、智の特技を新たに発見した。
それは、『隠れる』だ。
将来、これを使える時が来るのだろうか……


「じゃあ、2人とも気をつけてなー」
「家が隣なんだもん。大丈夫だよー」
家の外でこんな会話。
那奈達の家が隣だと言う事を、すっかり忘れていたよ……
「……そうだ。明日は来るのか?」
「明日は友達と遊ぶから駄目かなー」
「僕は……大丈夫かな」
明日は智1人だけか。
じゃあ、バイクでドライブにでも行くかな……
「じゃあ、智だけだな。明日、待ってるからなー」
「うん。分かったー」
「それじゃ、知樹。またねー」
「ばいばいー」
「おう、またなー!」
そして2人は帰っていった。
……隣の家に。
「じゃ、家に帰って少し寝るかな。流石にちょっと疲れた……」
そう言って、俺は家の中へ。
……明日は、何処へ行くかな。

                    −−−To be continued−−−
プロフィール

Author:YUKINTA
常日頃本を読んでいる奴。
ある日、『小説を書こう!』と決意する。
男で、年は10〜20のどれか。
座右の銘は、『秘密主義』。

注意:コメントを書いてくれるのは大変有り難いのですが、関係の無い事についてはあまり書かないようお願いします。自分が危険だと判断した場合、そのコメントは消してしまいますので。

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